rie☆log

パラダイムシフトを起こし豊かで幸せな人生を創造していくプロセスをつづるブログ

何もしない、ということ

みなさまこんばんは。りえです。

今季は暖冬だと思っていたら、
ようやく冬らしい寒さがやってきましたね❄️

3年前に住んでいた山奥のリトリート施設は、
いったん雪が積もると
春になるまで雪が無くなることがなかったので、
今でも冬になると雪景色がとても恋しくなります☃️

とは言っても、
雪が降れば降ったで雪かきが大変なんですけどね(笑)


さて今日は、
「何もしない」ということについて書きます。


東京で長らく仕事をするうちに…
いや、それ以前からですね。
思い返せば子どもの頃からかもしれません。

私はずっと「何かしなくてはいけない」と、
脅迫観念的に思って生きていました。

「何もしない」ことは
怠け者でダメな人の状態だと思ってきました。

学校でも「何かしている」ことが
良しとされていたように思います。

私は子どもの頃は
ぼんやりとして動きの遅い子どもだったので、
親からはいつも「グズグズしないで」とか、
「サッサとやりなさい」とか、
しょっちゅう言われていました。

東京で仕事をするようになってからは更に顕著で、
何事も早い方が良しとされるような毎日で、
仕事もプライベートもスピード命、みたいな状態でした。

少しでも隙間が空くと不安になるので
スケジュールを埋めるように予定を詰め込み、
とにかく「何かしなくちゃ」とジッとしていられない。

「何もしていない」なんてダメ人間の証明みたいだし、
自分に価値がないみたいで、そんなの耐えられない。

人の為に、何か役立つことをしなくちゃ!
何か楽しいことをしなくちゃ!
自分のやりたいことをしなくちゃ!

って、いつも自分を奮い立たせて、

頑張らなくちゃ!
自分でやらなくちゃ!
ひと旗あげなくちゃ!
すごいひとにならなくちゃ!

って、自分を追い立てていました。

少しでも止まると不安になって、
不安を紛らわすためにまた走る、
みたいな状態です。


そんな人生だったので、
「何もしない」ことは、
色んな意味で私にとって
価値が無いことだったのですね。


しかし、そのように走り続けていると、
当然のように体力の限界が訪れます。
それは、色々な “不調” となって私の現実に現れてきます。

私の場合は、
エネルギーセッションを受けたことがきっかけで、
そういうスピードジャンキーみたいな状態を
半ば強制終了しましたが、
あのまま走り続けていたら、
確実に体か心が病んでいただろうと思います。


強制終了してからの私はというと、
「何もしない」状態にすぐに慣れたわけではありません。
もう居心地が悪くて悪くて…

体に染み付いた
「何かしなくちゃ!」思想がすぐに自動的に起動して、
何も出来ない自分に罪悪感を感じたり、
自分には何の価値も無いと自分を責め始めたり…

特に仕事をバリバリやってたひとにとって、
「自分でやらなくちゃいけない」呪縛は強力で、
その思い込みを手放すことって、
自分に「死ね」と言うことと同じなんですよね。

自分とって「死ぬこと」と同じだから、
「何もしない」ことが
とにかく恐ろしくて堪らないのです。

私は3年という時間をかけて、
徐々にその恐れを手放していきました。

東京を離れて田舎に行ったことは、
この恐れを手放すことに、ひと役買っていると思います。

田舎だとやりたいと思っても東京のようには行かず、
何かと不便で時間がかかります。
おまけに車の免許が無かった私は身動きが取れず、
更に時間がかかる…
1度にひとつのことをするのがやっとで、
のんびりせざるを得ない…

山奥のリトリート施設にいたときはもっと不便で、
嫌でものんびりするしか無い(笑)

そして自然の中で生活したことも、
私に自然のリズムを取り戻させてくれました。

ものごとが熟成するには、
それなりの時間が必要なんですよね。


人だけが、自分は特別だと思って生きている。
人も自然の一部に過ぎないのに。
自分は何かが出来ると思っている。
そして出来なくて苦しむ。


3年の田舎暮らしで、
私は「止まる」ことを覚えました。

「止まる」とは、自分に留まるということです。

止まることが出来るようになると、
何もしなくても平気でいられるようになりました。

「何かしなくちゃ!」っと動き続けていたときは
横の広がりばかりを考えていましたが、
「何もしない」と自分が縦軸で深まっていきます。

「何かしなくちゃ!」は考えることですが、
「何もしない」とは「感じる」ことなんですね。


3年の田舎暮らしを経て、私はいつの間にか、
「考える人生」から「感じる人生」にシフトしていました。


「全ての答えは自分の中にある」とよく聞きますが、
自分を感じ続けて、確かめていけば、
きっと間違うことなど無いのでしょうね💕