rie☆log

パラダイムシフトを起こし豊かで幸せな人生を創造していくプロセスをつづるブログ

私のこと 5

みなさまこんばんは。りえです。

昨日の続きです。


本物の覚醒者の方から4度のエネルギーセッションを受け…
っと書くとなんだか怪し気ですが(笑)
私の未消化の感情エネルギーや思い込みの枠の
大きなものは統合されました。

確か3度目のセッションの前に、その方から
「りえさんはこれ以上進むと戻れなくなる。
本当にそれで大丈夫?」と聞かれました。
私はその時、「戻れなくなる」という意味が
分からなかったのですが、進む方を選択しました。

4度のセッション後も自分で内観をして、
芋づる式に次から次へと出てくる
思い込みや感情ブロックを、
その方に教えていただいた方法でどんどん解放し、
統合していきました。

そして私は、
「戻れなくなる」という意味を理解しました。

私はそれまでとは全く違う人生を生き始めていました。

解放が進むにつれ、新しい世界は広がりましたが、
それは同時に、私にとって、
今まで愛着のあった世界を失っていくことでもありました。

それはとても悲しいことでした。

それまで認識していた私の世界は
日に日に無くなっていきました。
分離した自分を統合していくにつれ、
個としての「私」が、どんどん薄まっていくのです。

何より悲しかったのは、
それまで私が自分のアイデンティティーとしてきた
「デザイナーとしての自分」を手放した時でした。
私はそれを手放すのに、結局1年かかりました。

そんなにツライなら手放さなければいいのに、
と思うかもしれませんが、
とにかく、自分に嘘をつけないのです。

頭と心がバラバラになってしまったように、
頭ではそれを求めるのですが、
心と体が言うことを聞かないのです。

私はこの時、端から見たら
完全にうつ病だったと思います。
デザイン事務所も辞める流れになり、
それから約1年間、何もすることが出来ませんでした。

毎日のように近所の公園に出かけて、
ベンチに座ってぼーっとしていました。
1日中ただ空を眺めたり、
公園で遊ぶ人を眺めたりしていました。
そんなに何もしないで過ごすのは
これまでの人生で初めてでした。

私はエネルギーセッションを受けた後に、
スピリチャル系の本や、
エゴの仕組みや感情解放についての本などを読み漁り、
一通りの知識は身に付けましたが、
その頃の自分の身に起きている状態について
書いてある本はありませんでした。

どの本にも感情ブロックを外せば人生が好転するとか、
さとりを開けば人生はラクになるとか書いてあるのに、
私の人生は好転しているようには見えませんでした。

今になって、
私がその時どういう状態だったのか解ります。
ずっとずっと長い間、
無意識のうちに緊張して生きてきた私は、
そこから一気に解放を進めたことの反動で、
全てを虚しく感じていました。

例えるなら、
戦場で長年サバイバル生活を送ってきた人が、
いきなり平和な世界にきて戸惑う、あの感じです。

そしてその頃の私に起こっていたのは、
それまで築き上げてきた「私」という構造物の
解体作業です。

解体作業というのはまだ優しい方で、
実際には破壊です(笑)

もう、更地になるまで止まらない
昼夜を問わない破壊工事(笑)

今までのアイデンティティーが次々と崩壊して、
私は自分が何をしたいのかも、何が楽しいのかも、
分からなくなっていました。
完全に迷子です(笑)

そんなどこにいるのかも解らないような日々を
淡々と過ごすうちに、
ふと、自然に触れたいという思いが湧いてきて、
家から1時間弱で行ける高尾山に行きました。

高尾山に登り、自然の中に身を置くと、
とても気持ちが安らぎ癒されました。
私はそれからほぼ週イチで高尾山に通いました。

高尾山に行き始めて2カ月ほど経ったある日、
「実家へ帰ろう」と閃きました。
全く予想外の思いでしたし、20年暮らした東京も
私のアイデンティティーのひとつだったので、
離れることはとてもツライ選択でした。

しかし貯金もとうに底をつき、
どうすることも出来なかったので、
友人に引っ越し費用を貸してもらい、
そう決めてから1ヶ月後には東京の家を引き払い、
岐阜の実家に帰りました。

そして、実際にはここからが、
「私」という建物の解体作業の本番でした。
ほら、やっぱり土台と柱の基礎部分って、
頑丈に出来てるじゃないですか。

それはつまり…

作業が大変ってことですよ!!(笑)

続きはまた明日に。