rie☆log

パラダイムシフトを起こし豊かで幸せな人生を創造していくプロセスをつづるブログ

私のこと 11

みなさまこんばんは。りえです。

新年早々風邪をひいてしまいました。
久しぶりに39度の熱が出ました。
断捨離した後に風邪をひくのは体の浄化ですよね。
そんなワケでちょっと更新出来ませんでした。

では、
「私のこと 10」の続きです。

オーナーが映し出していた自己肥大した自分を見て、
私はこんなことをしていたなと、腑に落ちました。

しかし、そうは言っても、
受け入れることに葛藤はありました。
だってまだ人間だもの(笑)

頭の中が?マークでいっぱいになる出来事が起こる度に、
私はいったい過去に何をやらかしていたんだろう??
と思いました。

その頃はそういうことを相談出来るひとも無く、
ひとりで悶々としながらも、
ひたすら自分と向き合う日々でした。

自分が本当に前に進んでいるのかも解らないですし、
自分が本当に良くなっているのかも解らない。
むしろ前より悪くなってるんじゃないかと、
疑心暗鬼にもなりました。

本当にもうこんな人生ウンザリだと何度も思うくらい
結構ハードなこともあったのですが、
それでもなんとか持ち堪えられたのは、
本物の覚醒者の方との体験があったからでした。

ひとつひとつ、小さな自分を超えていく度に、
私はその覚醒者の方が、どれほど私のことを
信頼して下さっていたのかを知りました。

その覚醒者の方は瞬間ごとに100%、
私にただ愛を注いでくれていたのだと知りました。

そして私は自分の無知を知りました。
私は本当に何も知りませんでした。

それが解る度に、ただ感謝の思いが溢れてきて、
私は前に進むことが出来ました。
私はただただ、自分を信頼するしかありませんでした。


さて、続きまして(笑)
粗暴で下衆な私の登場です。

その方のことを、Aさんとして話を進めます。

Aさんはオーナー夫妻の古くからの友人ということもあり、
その施設のムードメーカーのような存在でした。

しかし、一方的に話すことは問題なかったのですが、
コミュニケーションはとても困難な方でした。

こちらが伝えたいことがそのまま伝わらず、
独自に書き換えて解釈するのです。

特に仕事のこととなるとそれが顕著で、
言われた通りに物事をこなせず、
いつもオーナーからガミガミ怒られていました。

私も最初は話しやすい方だと思っていたのですが、
Aさんのことを知るにつれ、
どんどん受け入れ難くなっていき、
最終的には軽蔑していました。

その頃は、Aさんが映し出していることを自分だと、
受け入れることができませんでした。

まず私が軽蔑したのは、オーナーがいない時に
女性スタッフに対して急に威張り出すことでした。

その施設では、
女性スタッフと男性スタッフの仕事が分かれていて、
女性スタッフは主に
食事の準備、客室の準備や掃除、洗濯などを担当し、
男性スタッフは施設の管理とメンテナンス全般と、
畑作業など外まわりの仕事を担当していました。

Aさんはオーナー不在時に自分が任された仕事を、
ひとりで出来ることであるにもかかわらず、
わざわざ女性スタッフに手伝わせていました。

今思えば、
Aさんは女性に甘えたい、優しくされたい、褒められたい、
認められたい願望が強かったのだと思います。

そこの施設では、週いちぐらいで仕事終わりに
スタッフ同士でマッサージをする習慣がありました。

それが男女ペアで行なわれていて、
最初その光景を見たとき、
なんとも言えない不快感を感じました。

ある日のマッサージでペアを決めるときに
Aさんがニヤニヤしながら私を指名してきました。
私は強烈に嫌でしたが、断ることも出来ず、
Aさんからマッサージを受けました。
マッサージとはいえ、
お尻など体を触られるのはとても不快でした。

マッサージが終わったあと、私の体に異変が起きました。
体がどんよりと重たく、濁ったようにダルくなり、
マッサージする前より具合が悪くなってしまったのです。

Aさんの重くて粗いエネルギーが私に流れてきて、
体にまとわりついているようでした。
それが抜けるのに丸一日かかりました。

今はそれは、性欲のエネルギーだったのだと分かります。
本人は全く無意識だと思いますが、
下心がだだ漏れだったのですね…。


Aさんは仕事とプライベートの線引きがなく、
女性と男性という括りで全てに対応していました。
なので、仕事の時も自分の奥さんのような役割を
女性スタッフに求めてきたりしました。

また、私が知る由もない男性チームの仕事について
「なんでそれを私に聞くの?」ということを聞いてきて、
忙しい時に仕事の手を止められることが度々あり、
私は内心、それは自分で考えてやってくれ、
そして性欲は外で解消してきてくれ、
といつも思っていました。

その施設で出会ったひとは、
今までの私の生活範疇には
いないタイプの方ばかりでしたが、
中でもAさんはその筆頭でした。


施設の敷地はとても広かったので、
スタッフはトランシーバーを携帯して
やり取りをしていました。

なのでスタッフ同士のやり取りは筒抜けで、
Aさんがオーナーからガミガミ怒られているのを
スタッフみんなが毎日のように聞いていました。
それは決して気持ちのいいことではありませんでした。

今になって分かるのですが、
オーナーとAさんはエネルギーの現れ方が違うけれど、
元は同じタイプなんですね。
だからオーナーはAさんにいつも
ガミガミ怒っていたのですよね。

ある時、私は耐え兼ねて、ミーティングのさいに、
Aさんへの叱責を聞いていると、
一緒に働いている私もいい気持ちはしない、
みたいなことを言いました。

それを聞いて
オーナーはもちろん激怒したのですが(笑)
Aさんが私に「蔑まれた」と言ったのです。
私はまたもや頭の中が?マークでいっぱいになりました。

この時はさすがに他のスタッフやオーナーまでも
「いや、それは違うでしょ」となりました。
確かに、私は内心Aさんを蔑んでいましたが、
この時はむしろ
Aさんを擁護するようなニュアンスの発言でした。

しかし、Aさんにとって女から庇われること事態が
男の恥だったのですね。


私は結局、Aさんを軽蔑したまま
このリトリート施設を1年で辞めて東京に戻りました。

東京に戻って1年が過ぎた頃、
私はようやくAさんが私だということを受け入れました。
ようやく腑に落ちたのです。
私はああいうおっさんだったと(笑)

それが腑に落ちたとき、
私は自分に呆れて爆笑しました。

次で「私のこと」は最終回になります。