rie☆log

パラダイムシフトを起こし豊かで幸せな人生を創造していくプロセスをつづるブログ

私のこと 3

みなさまこんばんは。りえです。

昨日の続きです。


大学卒業までに就職が決まらず、

就職浪人をすることになった私は、

メーカーに就職した大学の友人とルームシェアして

仕事を探していました。

探すとは言っても、

自分が何をやりたいのか分からず、

悶々とした日々を過ごしていました。


そのときは北新宿に住んでいたので、

徒歩で新宿駅に行けました。

ある日、新宿の紀伊国屋書店にふらふらと行って、

何の気なしに色んな雑誌を見ていました。


お洒落な海外のファッション誌を

いくつか手に取り眺めていると、

一冊のファッション誌の紙面の美しさに

心を奪われました。

こういう仕事がしたい! 私がしたいことはコレだ!!

っと閃き、一気に自分のやりたいことが解りました。


それから私は、

いいと思う雑誌のデザインを手掛けているデザイン事務所に

片っ端から連絡を取り、履歴書を送り、

アートディレクターに会いに行き、

タダでもいいから働かせて欲しいとお願いしました。


とにかく、

「この仕事がしたい」という情熱が私を突き動かし、

私はこのとき、

今思えば信じられないくらいの行動力を発揮しました。


そして私はラッキーなことに、

業界でもトップクラスのデザイン事務所に、

新卒で採用してもらいました。


私は自分がしたい仕事の基礎を、

最高の環境で学ぶことができました。

優秀な先輩たちに囲まれ、刺激を受け、

仕事に遊びに、今思えば毎日がとても充実していました。


しかし、人間的に未熟だった私は、

この辺りからカン違いを始めます。


私はズバ抜けてはいませんでしたが、

そこそこ頭も良く、比較的器用で、

センスもそれなりにあり、負けん気も強く、

集中力と行動力もそれなりにあったので、

やる気になれば何でもソツなくこなすことができました。

それに、今まで自分がしたいと望んだことで、

叶わなかったことはありませんでした。


容姿もズバ抜けてはいませんでしたが、

自分が綺麗に見えるメイクを研究し、

メイクも上手かったですし、

ファッション誌の仕事をしていたので、

そういう情報には事欠きませんでした。

お洒落も大好きだったので

洋服にもお金をかけていました。

痩せていて比較的スタイルがよかったので、

お洒落な洋服を着るのが楽しくて仕方ありませんでした。

それなりに流行りのお洒落をして綺麗にしていたので、

男の人から声もかけられました。


何もかも比較的恵まれていて、

やって出来ないことがなかった私は、

気付かないうちにすっかり傲慢になっていました。

表面上は体裁を整えてはいましたが、

心の中では上から目線で人を見下していました。


その頃の私には感謝の心も思いやりもありませんでした。

その反面プライドだけはどんどん高くなっていき、

自分は出来ると思い上がっていました。


それに私はとても恵まれていたにもかかわらず、

いつも満たされていませんでした。

私には何か足りないと、いつも感じていました。

心のどこかにいつも不安の大きな空虚の闇があり、

油断するとその中に落ちてしまいそうで、

その隙間を埋めるために、

いつも心を紛らわせる何かを必死に求めていました。


私は、スターウォーズで言うところの、

自分のフォースの使い方を完全に間違えていました。

才能や能力やセンスがあり環境に恵まれていたのに、

人間的に未熟だったので、

いとも簡単に自分の我欲に負け、

力の使い方を間違え、

己の慢心に酔いしれた挙句、

ダースベイダーに堕ちてしまったのですね。


ズバ抜けた何かがあれば、

もっと早く分かりやすく

ダメな状態になったのかもしれませんが、

とにかく全てが “そこそこ” だったので(笑)、

私の人生は緩やかな下降線を辿って、

緩やかに行き詰まっていきました。


仕事が出来て、そこそこ容姿が綺麗でも、

被害者意識にどっぷり浸かり、

傲慢で、上から目線で、感謝も思いやりもない。

そのくせプライドだけは高く、いつも不満気で、

周囲に文句ばかり言って攻撃している人間が、

人生うまくいくわけがありませんよね(笑)


仕事を始めて10年が過ぎた辺りから、

どんどん仕事と人間関係のストレスは増し、

私はエネルギー的にも消耗してクタクタでした。

日々孤独と虚しさが襲ってきて、

それを紛らわすためにいつもお酒を飲んでいました。


そして恋愛も全く上手くいかなくなり、

いよいよ行き詰まり感がマックスに差し掛かったとき、

私にあるきっかけが訪れ、

それによって人生が変わり始めました。


続きはまた明日に…。